2011年7月27日水曜日

KAWAIの楽譜カメラに関しての雑感

KAWAIが楽譜カメラを発表して、iPhoneに参入しました。これで国内の主要楽器メーカー4社(YAMAHA, Roland, KORG, KAWAI)はすべてiPhoneに参入したことになります。

この発表を受けてぼんやりと思ったのは、本棚にある大量の楽譜を簡単にMIDIファイルに変換できたらなと。ですが、楽譜カメラの説明を読むとひとつの五線のみ対応とあるので、素早くスキャンするのは難しそうです。また変換には、CoreMIDIかMIDIファイル保存に対応している必要がありますが、説明にはその旨が書かれていないので未対応と思われます。

KAWAIのスコアメーカーにも楽譜の認識機能がありますので、その販促アプリのような感じもします(事実、説明文でスコアメーカーを取り上げています)。ただ、アプリ名が独自であることやリアルタイム認識ができるのはそれを感じさせない面もあり、第一弾としては良いのではないでしょうか?
と言っても僕はカメラなしiPod touchを所持しているため、欲しくても買えませんが。

既存のメーカーから発売されるiPhoneアプリは値段が安い代わりに、販促や移植ものが多く、新規でおもしろいものはなかなか出てきません。現在のApp Storeの状態がかなり安売り傾向になっているのでそれに沿ったビジネスモデルになっているのかもしれません。個人的には、ブランド力がある会社は高い値段でもっと実用性があるアプリを売って欲しいです。もちろん販促アプリも1ユーザーとしては歓迎できるものも多いのですが、会社のリソースには限りがあることもわかっていますし。今回のアプリに関してもiPad版をメインにより優れた楽譜認識機能を載せて、高く売った方がインパクトがあったのではないかと思っています。

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