2011年3月3日木曜日

iPad版GarageBandとiOS4.3の感想

 midif0nのVersion1.3のリリースですが、お待たせしていて申し訳ありません。実装が落ち着いてきたので、今週末にはアップできると思います。インターフェース、ファイルフォーマット、機能追加とかなり広範囲に渡って低レベルな部分から変更していましたので時間がかかってしまいました。もちろんバグも何点か直していますが、変更に伴い新しいバグが発生する不安もあります(単体テストgoogletestは結構かけているのですが、まだまだ足りていないので)。

いろいろ書きたかったニュースはあるのですが、iPad版GarageBandとiOS4.3の発表は今後の開発に大きく影響するので、即取り上げておきます。

まずはiPad版のGarageBandですが、Apple Special Event のビデオ(GarageBandは47:30から)を見るとわかりやすいでしょう。第一印象は様々な楽器のインターフェースがあり楽しそう&安い($4.99)です。ヴェロシティは加速度計(accelerometer)で対応しているようですが、ビデオで見る限り不自然な操作に見えません。オルガンのインターフェース(ドローバー、ロータリースピーカーの操作も可能)があるのは、オルガン好きとしては嬉しいところです。iPadのタッチインターフェースを最大限に生かした作りにしている点は、Appleのしっかりしているところだと思います。ビデオで分からなくて気になっているのは、ソフトウェア音源のピアノロール編集の操作部分です。
GarageBandがこの品質と値段で発表されたことで、今後iPadで音楽アプリのビジネスをするのは大変そうに感じます。僕としては、iPhone版が先に出てくると思っていたのですが、それは今後に期待しましょう。何にせよ、ますますしっかりしたアプリを作らなければいけないと気が引き締まる内容でした。

iOS4.3は機能はあらかじめチェックしていましたが、大事なことを見落としていました。それはiPhone/iPod touchに関しては3世代以降しかサポートされない点。何度か書いていますように、僕の開発環境はTouchの2Gですから切り捨てられた訳です。まあ開発においては、Appleが下位互換性を正しく維持すると想定して、実機チェックを外すだけで取り立てて問題になることはありません。しかし、個人的な感覚で言えば、サポートを切るのが早すぎるように感じます。まあ、CoreMIDIのサポートが2世代を含んでいてくれて良かったと思うことにしましょう。

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