2011年7月2日土曜日

YAMAHA i-MX1のニュースとアプリのCoreMIDI対応について

FL Studio MobileのSMFインポート時に楽器割り当てが可笑しいことに気付きました。ピアノがドラムになったり。
そのうち、直るでしょう。

さて、少し前にYAMAHAのiPhone/iPod Touch/iPad用のMIDIインターフェース i-MX1が公式に発表されています。加えて、様々なiPhoneアプリが販売開始されました。Musikmesseで発表されてから、ずいぶん長い間公式リリースがありませんでしたが、これはアプリと一緒に発表する計画だったのかもしれません。

i-MX1は、iOS4.2以降対応ですが、対応機種はiPhone/iPod touchに関しては3G以降になっています。実際の動作がどうであれ、iConnectMIDIの仕様の同じですね。価格はやはり一般的なMIDIインターフェースと比べると高めです。アプリ関係はiOS4.3以降の対応が多いのですが、これはちょっと不思議です。CoreMIDIであれば、iOS4.2以降で良い訳ですし、TENORI-ONアプリ TNR-iのようにCoreMIDI前提ではないアプリは、もっとiOSの低いバージョンに対応していた方が自然とマーケットは大きくなるからです。もちろんサポートの簡易化を考慮しているのかもしれませんし、あるいは何か別の理由があるのかもしれません。
※正直、僕の開発環境がiOS4.2で止まっているため、iOS4.3以降はあまりチェックしていいません。詳しく調査したら何かわかるかもしれません。

今まで、CoreMIDI動作確認のために物理的なMIDIインターフェースを一つ用意するべきだと思っていました。しかし、冷静に考えるとi-MX1があったところでテストの最終段階でしか使わない可能性が高いです。その理由は、開発は基本的にシミュレーター中心になりますし、デバイスでテストする場合、プログラムの転送にMacとiPod touchを接続する必要があり、この状況でMIDIインターフェースを使う場合は、転送後に差し替えてテストしなければいけません。つまり手間がかかります。この場合、MIDI ネットワークでテストした方が効率が良いはずです。

とりあえずMIDI ネットワークが正しく働くかどうか、適当なアプリを使用してテストを行ってみました。テスト内容は、iPod touch 2G(iOS 4.2)に入れたPad MIDIというアプリからMIDI ネットワーク経由で、Macbook上のGaragebandの音源を鳴らすというものです。Pad MIDIは、キーボード/ドラムパッドインターフェース上のMIDIノートを送信できるアプリです。MIDIネットワーク設定は、MacのAudio MIDI設定アプリケーションから行います。結果、これは問題なく動作することがわかりました。

つまり、MIDIインターフェースがなくとも、CoreMIDIの実装に取りかかるのに問題はない訳です。しかし、他に実装したい機能があるので、CoreMIDIに関してはしばらくお待ち下さい。
CoreMIDI実装自体は楽観視しているのですが、一つ懸念しているのはネットワーク接続時の対応かもしれません。何故なら、ネットワーク接続の場合、接続状態を表示する必要があり、これは自然と現状のUIの配置を崩すことになります。気が進まないのです。
そんな訳で、実際にはネットワーク接続だけ外せたら外す可能性もあります。これは奇妙な話に聞こえるかもしれませんが...。ただ実際の使用用途を考えると、ネットワーク接続の利点は少ないと考えています。

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