2011年1月9日日曜日

Mac App Store

Mac App Storeがオープンしたので、開発者と購入者の立場から簡単に感想を述べます。
(実際にアプリケーションは入れていません。様子見です。)

まず開発者としては、アプリの優れた管理システムがある以上、Mac App Storeに提供する価値は十分あると考えています。しかし、新規に開発する意味はあまりないと考えています。理由は単純で、osx環境下、加えて仮想化ソフトウェア環境下を合わせると、すでに十分な数、質のソフトウェアが存在します。本当に価値があるものを作らなければ、ユーザーに使ってもらうのは難しいと考えています。もちろん個人的にモバイル環境の開発に傾いていることもあります。

購入者の立場としては、何ら悪い点はありません。かさばるパッケージソフトを管理しなくて良いし、ソフトウェアの再インストールやアップデートも容易になります。

さて、Mac App StoreでApple音楽アプリの情報を集めたところ、GarageBandは1700円で販売されていますが、Logic ExpressLogic Studioは存在しません。ここで気になったのが、アップデートです。公式の見解がどうなのかはまったく確認できていませんが、GarageBandに限らずAppleのソフトウェアは、アップデート料金が発生するのでしょうか?
Mac App Storeで購入できるGarageBandには、タイトルにバージョン番号を含んでいません(バージョン自体は6.0.1)。また、App Store(iPhone/iPod/iPadの方のStore)の場合、ほとんどのアプリがアップデート無料の方針を採っています。これらの点を考慮すると、アップデート料金は発生しない可能性も十分あります。仮にそうだとすれば、Logicが存在しない理由はアップデートの方針によるものではないかと考えてしまいます。つまり、Appleの柱となるソフトウェアに対し、アップデート方針を決めかねているのか、あるいはMac App Storeに合ったアップデート方式にするために対応待ちを決めている可能性があるということです。(まあ、容量とか別の問題の可能性も高いですが)

そんな訳で、Mac App Storeに関して、当初はパッケージソフトが直接購入、簡単に管理できる仕組みだと捉えていただけなのですが、もしかするとこれはAppleのソフトウェアビジネスを転換させるものなのかもしれません。Appleに関しては、ハードウェアが中心のビジネスになっているので、決してあり得ないとは思いません。

何にせよLogicの次のバージョンが出る時までには、この点が明確になるでしょうから、その点に注目してみたいと思います。
※ちなみに僕はLogicは持っていません。気になるソフトウェアではありますが、使いこなす自信がまったくありません。









※Logic StudioよりLogic Expressからのアップグレードの方が安いという場合もあります。

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