2011年1月22日土曜日

NAMM 2011 雑感

遅くなりましたが、Winter NAMM 2011で気になった製品を取り上げてみます。

Fairlight Instruments
CMI-30A
Fairlightは、世代が違うので思い入れは特になく、単に歴史上の名前として記憶されているに過ぎません。しかし、デザインや単色の画面は奇妙なノスタルジーと洗練を感じます。本体はとても購入できるものではありませんから、iPhone版を検討してみます。

開発者の方が本体の美観を損ねたくないために、iPhoneと組み合わせるという選択をした点は興味深いです。鍵盤楽器のデザインと液晶はどうしても相容れない部分があり、ピアノ、オルガン、VAシンセ等であえて液晶を載せていない(あるいは隠している)製品はそれなりにあります。スマートフォンと組み合わることで、デザイン、操作性、コストダウンを向上させることが可能なので、今後もこの流れはあるのではないかと考えています。

Teenage Engineering
OP-1
$799は小型ハードウェア&スペックの割には強気の価格設定だと思います。ハード&ソフト共にデザインが優れているので売れそうではありますが。

Cyberstep
KDJ-ONE
一見、YAMAHAのQYの新型にも見えます。構成としては、専用ハードウェアに汎用OS(MeeGo)と専用ソフトを載っけたものなので、自作ソフトとか動かせると楽しそうです。タッチパネルと物理ボタンの組み合わせは、iPhoneのアプリじゃどう頑張っても不可能なので開発者として羨ましいところです。GUIはClutterになるのでしょうか?MP3対応ではなく、Ogg対応がらしくていい感じです(SMFの読み込みは書き忘れ?)。物理ボタンの出来が気になるところです。

KORG
KRONOS
個人的には、ピアノ、エレピ、オルガンをきちんと押さえている点が魅力的です(特にCX3)。ただ鍵盤は増やしたくないのが難しい所です。タッチパネルはそのままに、ラック版があると良いかな。(もしくはウォーターフォールバージョン)

Roland
楽器より、MIDI Visual Controlの仕様が気になります。V-Linkが元になっているみたいですが、広く普及させようとする意気込みは感じます。iPhoneやiPodのアプリに見られるようにメディアアートもますます一般的になり、グラフィックスとサウンドの組み合わせの規格の必要性は、今後ますます高まってくると思います(もっと早くすべき事だとは思うけど...)。AT-350Cを見た時、YAMAHAのD-DECKを思い出しましたが、もっとオルガン寄りで好きな方には結構良いかもしれません。

iConnectivity
iConnectMIDI
前の記事で取り上げた通りです。

以上。

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