midif0nは、サウンドフォント対応ですが、音源を内蔵しておりません。配布可能な条件とメモリを考慮すると、適切なものがないからです。
ちなみにサイン波に関しては、初期状態で何も音が出ないと困るので、実装しています。
まずサウンドフォントですが、詳しくはwikipediaを参照して下さい。
簡単に言ってしまうと、E-mu Systems, Inc.が作ったオープンな音源フォーマットで、現在は、Creative Technology, Ltd.が権利を持っています。音源フォーマットの具体的な中身は、サンプリングデータと各種パラメータから成る楽器データのセットです。このファイルを対応するシンセサイザが扱うことで様々な音色を発生させることができます。midif0nがサポートするファイルの拡張子は.sf2で、これは、サウンドフォントのバージョン2.xを意味します。
まず音の著作権はどうなっているかというと、これが何とも曖昧です。ましてや国ごとの法律やその変更を考慮すると単純な基準を示すのは難しそうです。サンプリングに関しては駄目な範囲がいろいろと言われていますが、予断はよくないので、著作権の主旨に戻ろうと思います。とはいえ、僕は法律の専門家ではないので、ごく簡単な言葉でしかこれを言い表せません。
著作権とは、著作者の著作物を保護するものです。ここでは、人が苦労して作ったものをコピーしたり、アレンジしたりできないようにしていると解釈します。仮に楽器の音に著作権があるとすれば、コピーの安易さは違くても、電子、電気、アコースティックに関わらず適用できそうな気がします。
ここで明確にしておかなければいけないのは、楽曲に使用する音と楽器を作成する時に使用する音では、その扱いが違うということです。つまり、楽器は演奏するためにあるので、楽曲を作る分には、著作物のコピー、改変にはならないということです。(インタラクティブメディアのSEの扱いとか、よくわかりませんが。)しかし楽器を作成する側は違います。そのため、僕としては、楽器ソフトウェアを作成するにあたり、サンプリング音源を内蔵するつもりはありません。プログラムによる生成が一番良いでしょう。あとは単純にWAVやSF2等のフォーマットのみのサポートに停めます。
サンプリング問題がどうであろうと、企業から問題とされるようなサウンドフォントを使用することは、気分的にあまり良いものではありません。ただ、一方でオープンフォーマットはユーザーが音源を細かに調整できる優れた利点を持ちます。また、著作権がどうであろうと、ユーザーが購入した音源をコンバートしたり、自分でサンプリングした音源を楽曲に使用することは何ら問題にならないはずです。
著作権とは、著作者の著作物を保護するものです。ここでは、人が苦労して作ったものをコピーしたり、アレンジしたりできないようにしていると解釈します。仮に楽器の音に著作権があるとすれば、コピーの安易さは違くても、電子、電気、アコースティックに関わらず適用できそうな気がします。
ここで明確にしておかなければいけないのは、楽曲に使用する音と楽器を作成する時に使用する音では、その扱いが違うということです。つまり、楽器は演奏するためにあるので、楽曲を作る分には、著作物のコピー、改変にはならないということです。(インタラクティブメディアのSEの扱いとか、よくわかりませんが。)しかし楽器を作成する側は違います。そのため、僕としては、楽器ソフトウェアを作成するにあたり、サンプリング音源を内蔵するつもりはありません。プログラムによる生成が一番良いでしょう。あとは単純にWAVやSF2等のフォーマットのみのサポートに停めます。
サンプリング問題がどうであろうと、企業から問題とされるようなサウンドフォントを使用することは、気分的にあまり良いものではありません。ただ、一方でオープンフォーマットはユーザーが音源を細かに調整できる優れた利点を持ちます。また、著作権がどうであろうと、ユーザーが購入した音源をコンバートしたり、自分でサンプリングした音源を楽曲に使用することは何ら問題にならないはずです。
結局、サウンドフォントというフォーマットをどのように扱うかは、ユーザー自身の手に委ねられていると言って良いでしょう。しかし、あるサウンドフォントがあり、その音の元のソースを確認するのはどうすれば良いでしょうか?音のソースが明確になっているものは稀です。場合によっては、プリセットやサンプルについている名称がヒントになるかもしれません。
さて、最後に推奨音源を載せておきます。ライセンス的に商用に使えるかどうかは確認していませんが、私的に使う場合は問題ないでしょう。そもそも、midif0nにオーディオコンバートの機能がないのは、そのためでもあります。
まあ、著作権以前の問題として、メモリが少ないiPhone/iPod Touchの環境下では、大きなサイズのサウンドフォントは使用に適しません。僕は、iPod Touch 2Gでテストを行っていますが、空きメモリが20-30MBの状況はざらです。これにmidif0nは、16MBぐらいはメモリを常駐させるので、メモリがいかに厳しいかは、明らかだと思います。
(アプリがメモリを取り過ぎだよと言われると、それは厳しく受け止めておきます。現在、修正を試みています。)
Creative Technology社の開発者向けページから
"SYMTHGMS.SF2" 1.1MB
"GMGSMT2M.SF2" 2.1MBhttp://connect.creativelabs.com/developer/SoundFont/Forms/AllItems.aspx
表の一番上のenablerのリンクから、enabler.zipがダウンロード可能。
解凍すると、DATAの中に入っています。
Digital Sound Factory社から
"8mb General MIDI.SF2" 7.6MB
http://www.digitalsoundfactory.com/dsf_examples.php
SOUNDFONTの欄の3つめのリンク ※ダウンロードには登録が必要
Digital Sound Factory社は、E-muやEnsoniqのサウンドデザイナーが関わっているみたいです。結局のところ、すべての推奨音源は、本家のE-mu関係になってしまいました。でも、メモリ、パフォーマンス、著作権を合わせて考えると、iPhone/iPod Touchで鳴らすには、理想的なサウンドフォントと言えます。また素人目にも、パラメータは細かく調整されていると思います。
尚、同様の観点から、お勧めの音源がありましたら、お知らせ頂ければ幸いです。ちなみにmidif0nの通常のテストは、ほとんどSYNTHGMS.SF2で行われています。開発において、トライ&エラーが早くなりますから、当然と言えば、当然ですが。
それでは、長文読んで頂き、ありがとうございました。
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