2010年12月10日金曜日

OpenSL ES

当blogは基本的にHimawari Studio開発アプリに関わる部分の情報を扱いますが、開発日記のような側面もあります。開発者として、かなり気になるニュースがありましたので、今回はこれを取り上げます。

話題は、GoogleのAndroid 2.3 "Gingerbread"です。オーディオAPIが低レイテンシになるという話はすでに聞いていたのですが、改めてチェックしたところNDK にOpenSL ESが追加されるそうです。
Audio APIs based on the OpenSL ES standard that support playback and recording as well as control over platform audio effects
 http://developer.android.com/sdk/ndk/index.htmlより

OpenSL ESは、Khronos Groupが標準化を勧めるオーディオライブラリです。MIDI, 再生、録音、エフェクト, 3D等、オーディオに必要なものはほとんどカバーするAPIです。
しかし、現在のところMIDIに関しては実装されていないみたいです。
android-ndk-r5/docs/opensles/index.htmlの記述から判断

Java, OpenSLと続けてMIDIのサポートを外しているのは何か理由があるのか気になるところですが、今後の対応に要注目です。どちらにしろ、これを機に、Androidの音楽アプリが盛り上がることになるのは間違いありません。もちろんAppleサイドもCoreMIDIのサポート等ありましたが、こちらはAPIが分野ごとに独立している印象があります。また、今後の標準化を考慮するとちょっと弱い印象があります。(でも、現状からOpenSL ESをサポートというのもね...、僕は支持しますが。)

そして、ふと、OpenAL(iPhoneもサポートしている3次元のオーディオライブラリ)って、今どこが管理していたっけ?と思い、調べてみたら、Creative Technologyのページに...。
(SoundFont絡みで良く来ていました。)

ちなみにmidif0nは一番低レベルのAudio Unitのみ使っています。

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